格闘技と喧嘩の関係について
1 格闘技の意義
格闘技はスポーツである
技を切り取れば、喧嘩(非合法の闘争、殺し合い)に使える場合があるにすぎない
もちろん、格闘技を否定するわけではない。
一定のルールのもと正々堂々と勝敗を決する強さに
男はあこがれるものであるし、
「素手の」喧嘩が強いことは男同士尊敬されるポイントである。
2 喧嘩での終わりについて
喧嘩(非合法の闘争、殺し合い)である以上
どちらか一方に終わりをきめる権利があるわけではないし
どちらか一方が武器の使用を禁忌としていても相手が同じ思想を共有するとは限らない
つまり、相手が降参すれば終わりなのか
目玉を潰したり、顎を砕いたり、病院送りにすれば終わりなのか
殺せば終わりなのか
相手の親族も根絶やしにしないと終わりにはならないか
どうすれば終わりなのかについては、
より凄惨な結果を望む方の考え方に合わされることになる
必ずしもその場で勝利を収めたように見える側が決めるわけではない
3 喧嘩のルールについて
喧嘩(非合法の闘争、殺し合い)である以上
どちらか一方が武器の使用を禁忌としていても相手が同じ思想を共有するとは限らない
喧嘩ではよりなんでもありの危険な思想を持ったほうに合わされる
刑罰による制裁を無視すれば
催涙スプレーを使ってもいい
刃物を出しても自由だし
銃で後頭部を打ち抜いてもいい
相手の家が戸建てならナパームを調合した上で放火してもいい
赤外線の高出力レーザーで失明させてもいい
フッ化水素を使ってもいいだろう
4 喧嘩(非合法の闘争、殺し合い)
現代社会での実戦の例というのはこういうものである。
逃げ場のない場所で襲撃したり、
後ろから襲ったり、集団で襲ったり
そこにはルールなど存在しない
5 まとめ
技を切り取れば、喧嘩(非合法の闘争、殺し合い)に使える場合がある以上
格闘技は喧嘩に役に立つし
格闘技をやりこみ、ウエイトなどで強靭な身体を造っている喧嘩好きな人には
喧嘩が非常に強い人も多いのも経験則からすれば確かである
しかし、格闘家はそのルールの中で強いのであって
果たしてルールを取り去った場合には、
自分は競技で強いから喧嘩でも強いはずだという考えは
必ずしも正しいとは限らないことを意識する必要がある
もちろん
殆どの一般人は人を殴ることや傷つけることに強い抵抗があるため
人を傷つけることへの抵抗感がない格闘家が一般人より強いことがとても多いことは否定しない