ボクシングが喧嘩に使えるか
【ボクシングが喧嘩で使えるか】
ボクシングは格闘技の中でも、特に厳密なルールの中で行われるスポーツである。
拳で殴り合う部分が「一般人がイメージする喧嘩」であるから、ボクシングを喧嘩と結び付けて考える人も多いだろう。
しかし、全くの別物である。
喧嘩相手がボクシングに近いルールで付き合ってくれるとすれば、ボクシングの技術は喧嘩に有用だと言えよう。
(ボクシングに近いルール)
・体育館や公園の広場のようにリングのような場所。
・拳を相手に当てるだけの勝負。
・ヒジは使わない。
・バックハンドブローも蹴りも禁止。
・顔面に強打をあてるか、ダウンさせることで決着。
それでは「喧嘩のルール」は誰が決めるのだろうか。
喧嘩のルールは「喧嘩相手」が決めるのである。
正確に表現すれば、よりブッ飛んだ方、よりイカれた方が、「喧嘩のルール」の決定権を持っている。
より制限がない方のルールが「喧嘩のルール」となる。
そこには限界がない。
違う見方をすれば喧嘩にはルールがない。
ヤクザが喧嘩に強いと言われていたのは、喧嘩のルールはイカれた方が決めるからだ。
例え話をしよう。
あなたが「喧嘩は素手でやるもの」だと思っていても、
相手が喧嘩は「刃物での抉り合い」だと考えていた場合、
喧嘩は、「刃物での抉り合い」まで許容することになる。
悠長に殴っていては、大事な腸を全部引きずり出されてしまうだろう。
多くの場合、本気(ガチ)の喧嘩闘争には武器が使われる。
刃物や特殊警棒、金属バット、バールを揃え、頭数が集められる。
さらに、喧嘩闘争はゴングなどの合図で開始されるとは限らない。
・自動販売機で何かを買おうとしているとき
・トイレで用を足そうとしているとき
などに後ろから刺されることで開始されることが多い。
腎臓や肝臓をコンバットナイフで突き刺されてから勝負開始となる。
「お前はもう死んでいる」である。
【ボクシングの技術】
ボクシングはルールが非常に厳格である。
・ボクシングの技術は軸足となる前足を蹴られないこと
・タックルを受けないこと
を前提に構築されている。
だから前足へのローキックやタックルに対して非常に脆い。
喧嘩は、狭い店内、電車、エレベーター、トイレ、非常階段など狭い場所(人目につかない)起こることが多い。
そこにはフットワークが使えるスペースはなく、ボクシングの技術を生かせない可能性が高い。
しかも、突発的に起きる喧嘩では①バンテージを巻いて②グローブをはめるまで相手は待ってくれない。
ボクシングのパンチ技術はバンテージで手首を固定し8オンスないし10オンスのグローブをはめたときに最も効果が出るようになっている。
素手では倒せない可能性もある。
【参考リンク】
ameblo.jp以上のリンク先のウェブサイトのように「怖い顔の強そうなボクサー」も、ボクサーと喧嘩するなら、タックルをしろと言っている。
強そうで喧嘩に慣れていそうなボクサー自身が喧嘩を素手でやるものであると想定している時点で、確かに日本で一番出現頻度が高いのは素手の喧嘩なのだろう。平和なことである。
それでは、「ボクサーと喧嘩をする」ならどうすればいいのか。
①散弾銃で後ろから撃つか、槍で刺せ。
②それも無理なら、フッ化水素をグローブやリングシューズに仕込め。
③住所を調べてガソリンと灯油を1:1で混合したものを仕掛けて放火しろ。
④親族を人質にとって無抵抗になって貰う。
ヤクザなら上記のようなことを考えそうだ。
だからヤクザとの喧嘩はまずいのである。
【で、ボクシングは喧嘩で使えるの?】
喧嘩の当事者が「喧嘩」のルールをどのようなものだと認識しているかによる、としか言えない。
ルールの下、正々堂々と勝敗を決する強さに男はあこがれる。
「素手」の喧嘩が強いことは男同士尊敬されるポイントになることもある。
そうであれば、武器を使わず卑怯なことをせず、正面から正々堂々と戦うという喧嘩の出現率は高いだろう。
①素手で殴り合うという割と出現頻度の高い喧嘩ならば、ボクシングは喧嘩で使えると言える。
②相手が喧嘩は総合格闘技的だと思っていたらボクシングが喧嘩に使えるとは言え限定的。
③相手が殺し合いを望んでいれば、ボクシングなどクソの役にも立たない。
【喧嘩の具体例】
現代社会での実戦の例として以下の3件があげられる。
いずれも、武器を使い、奇襲で始まっている。
格闘技の技術よりも危機管理能力が必要な場面である。
【ボクシング(を含む格闘技)は本当に喧嘩の役に立たないのか】
・格闘技をやりすぎると変な癖がついて逆に喧嘩に弱くなることすらあるのではないかと考える
この喧嘩最強の方の必勝法の中に、
・左フック
・頭突き
・髪の毛を掴む
などの攻撃方法が挙げられていた
「左フック」などは格闘技を知らない人を痛めつけるにはいい方法だ。
普通の人は利き手でない左手で人をKOする左フックはうてないし、避けられない。
「頭突き」「髪の毛を掴む」などは、格闘技では禁止されているため、「頭突き」「髪の毛を掴む」ができないことを前提に練習を重ねるため、これを喧嘩でやられると動きが止まってしまい、一気にやられるだろう。
このように格闘技の練習を身体に染み込むレベルで重ねると逆に不利になる点もある。
チャンピオンクラスまで練習した人が素手の喧嘩に負けるとしたらこういう要素も影響しているであろう。
素手の喧嘩で強い人はある程度格闘技の練習した上で頭突きや髪の毛を掴んでの膝蹴りなどのコントロールが上手いような気がする。
【喧嘩は1分が最強なのか?】
喧嘩がおそらく1分以内に終わるのは否定しない。
しかし、ルールや開始の合図ありの1分間では、格闘技の劣化版になってしまうことだろう。
喧嘩のポイントは、ルールがないことと、開始の合図がないことなのだ。
ルールがないことばかりを強調してきたが、開始の合図がないことも非常に重要だ。
開始の合図がある場合、開始の合図に合わせてお互いテンションをあげることができる。
喧嘩では、相手が全く戦う気がない状態なのに、片方がテンションを勝手に上げていきなり攻撃することがある。
だから、数秒で終わってしまう。
もともとそんなに戦う気がない相手に、素早く4-5発打撃でも浴びせれば、ダメージと言うより精神的に萎えて「負け」ということで終わりになることも多い。
また、打撃が強ければ戦う気のない相手にまともに入ってKOされてしまう終わりになる。
開始の合図と合法的な範囲のルールでは喧嘩の再現は難しいだろう。
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【ボクシング経験者の喧嘩の例】
成功例
4 :名無しさん名無しさん@腹打て腹。:2010/12/30(木) 14:18:52
飲み会終わって軽く酔ってベンチに座ってたら4人の男女が歩いてきた。
ガン黒でエグザイルみたいな20歳くらいの奴が2人。女が2人。
肩をいからせて歩いてるから、なんだコイツと思って見てたら
2人がボソっと話した後、俺に向かって歩いてきて「何見てんだコラ。殺すぞ?」
ベンチから立ち上がろうとしたら肩を突き飛ばされ、またベンチに座らされた。
1人がペッとツバを吐き、俺の胸にツバがかかった。
ええマジで?と、びっくりした。
女が「やめなよ~。行こ。」と2人をなだめていたが、ツバをかけられた俺はもう殴ろうと決めた。
立ち上がり胸を突き飛ばし、右で殴った。
思い切り倒れた。
女が叫び声をあげたのでびびって走って逃げた。
その後は知らない。
印象的だったのはパンチに対してもろ無反応だったこと。
絶対に一般人殴っちゃ駄目だと思った。
90 :名無しさん名無しさん@腹打て腹。:2011/02/02(水) 20:46:20
>79
俺もケンカしてるけど、拳を痛めるよ、やっぱ。
ジャブ3~4発で鼻血を出させて戦意喪失させただけで終わったけど、
相手の歯に当たったらしくて拳が切れてた。
そんなに強く打ってないけど、なぜか拳も痛くて、1週間はまともに練習できなかった。
189 :名無しさん名無しさん@腹打て腹。:2011/02/10(木) 23:54:50
柔道部の奴と高2の時に対1でやった事有るよ。
ワン・ツー・フックで完全勝利。
ルールは何でも有りの喧嘩ルールだから勝てたと思う。
失敗例
39 :名無しさん名無しさん@腹打て腹。:2011/02/01(火) 11:18:36
5年くらい前の話。
俺が住んでたアパートで、俺の真上の部屋の奴と喧嘩になった。
部屋でテレビ見てたらいきなりドア開けて怒鳴り込んできてさ。
そいつ曰く
「お前が俺の生活を覗き見してるのは知ってる」
「いい加減、嫌がらせはやめろ」との事。
最初はポカーンって感じだったんだが、向こうの理不尽で意味不明な言いがかりに段々腹が立ってきた。
俺は身長160センチの53キロのちびっこ。
ボクシング経験は中2からジム通い、高校で3年間ボクシング部。
アマ公式30試合くらいのキャリア。
当時20歳で、卒業してから2年間のブランクあり。
相手は身長180センチくらいだけど、推定60キロ程度のガリ。
20代後半。DQN風ではない。
スペック的にいけるんじゃね?という打算もありつつ、戦闘を決意。
40 :続き:2011/02/01(火) 11:19:21
ただ気が弱いので俺は終始敬語。
「外で話しませんか」って言ったら「上等だよ!」とえらい興奮気味。
外で2分ほど口論になるが、やはり埒が明かない。
俺もいよいよ覚悟決めて、相手がまくし立ててる途中に、不意打ちのボディストレート入れた。
相手は「う~」と唸ってあっさり倒れた。
この打たれ弱さで、相手が素人という事を確信。
そのまま顔面にサッカーボールキック決めようとするが、俺空振り。
ビーチサンダルが彼方にすっ飛んでった。(靴を履いておかなかったのは俺の痛恨のミス)
真夏だったので灼熱のコンクリ、素足では立てない。
ケンケンでサンダルを取りに行く俺。糞だせえ。
その間に相手は復活、ダダダーッっと走りこんでの体ごと大振りパンチ。ダッキングで左によける。
もう一度走りこみパンチしてくる彼。
今度は避けると同時にカウンター合わせようとするが、上半身のどっかに当たってクリーンヒットならず。
更に もう一度走りこみパンチしてくる彼。
合わせようとするが決められない俺。
ド素人とスパーすると逆にやりづらいあの感じよ。
あと身長差。
これを3回くらい繰り返したら、パンチは当たらないと踏んだのか、掴みにかかってきた。
スタンドで取っ組み合いになり、その時俺は顔面思い切り引っかかれた。
「ふんー」「ぬー」お互い投げようとするが、俺も相手も非力なので投げられない。
ジタバタしてたら、向かいのマンションのおばちゃんが「いい加減にしろ!警察呼ぶよ!」と言ってきて、どちらともなくブレイクになって終了。
なんともスッキリしない終わり方。
この喧嘩で
「あー、ちょっとボクシングやってたからってそうそう 勝てるわけじゃねえんだなぁ」と実感。
以降、喧嘩はしていない。(元々そんなに経験ないが)
その後、4日間くらい拳がパンパンに腫れあがって使い物にならなかった。なんか知らんが全身痛いし。
ちなみにその相手は2ヵ月後、覚せい剤で捕まった。
109 :名無しさん名無しさん@腹打て腹。:2011/02/03(木) 12:33:08
バンタムC級元プロ
今は60キロくらい
友達の連れのドカチンと居酒屋でモメで掴まれてブン回されたあげく、首絞められて、失神寸前まで追い込まれました。
相手は俺より2回りくらいデカいし、掴まれた腕は力強くてまるでレイプされる女のようにされるがままでした。
色んなとこに頭叩きつけられるし、首絞められたあとはずっとむせかえってた。
掴まれてる時何度も左フックかましたけど、腰入ってないし効かないし・・・
得意の左ボディも厚着の上からで「ぼふっ」って音がしただけだった
自分にもボクシングにも失望した
自分よりデカいやつとはケンカしないほうがいい
同じ体重ならボクサー最強だと、今でも信じてますが
110 :名無しさん名無しさん@腹打て腹。:2011/02/03(木) 13:00:36
ちなみにケンカの原因はガリガリだからなめられて「ボクサーって本当に強いの?」って煽られ腕相撲挑まれ完敗
「殴るの専門だから」って話したら「腹殴ってみろよ」
おもいっきり左ボディかましたら、急にスイッチ入ったのか襲い掛かってきた
あとはもうレイプ
明らか負けたの俺なのに「ボクサーに殴られた、首痛い」って言って仕事休みやがって、結局30万払った
ここだから話せる人生で一番の汚点です
138 :109:2011/02/05(土) 01:17:24
経験者ならわかると思うけど、体重差あるスパーとか、格下相手でもキツい
現役の時、ミドルくらいの練習歴1年の高校生とスパーしたけど首太くってカウンターばんばん入っても、しかめっ面するだけ。
いい角度で左ボディ入っても丸まらない。
足使って、相手の遅いけど重いパンチ必死で避けながら、ちょこちょこ当てるので精一杯だった押し相撲じゃまるで歯が立たなかった。
ケンカだと駐車場でもないと足使えないし、襟首掴まれた状態でスタートとか普通にありえる。
スパとか試合中でも時計とか審判とかに一瞬気を取られてKOパンチ食らうときあるっしょ?いきなり殴りかかられたら素人のテレフォンパンチも充分カウンターになる。
ケンカ慣れしてるガタイ良い相手には、俺よりずっと強いボクサーでも不覚を取る可能性は充分ある。
相手が二人だと更にタチが悪い。
二人ともヤル気だったらまず勝てないよ
一対一で、似たようなガタイの素人相手なら負ける要素はあんまりない。
しかし ちょっとケンカできるようなヤツは大体ガタイ良いからね
ベンチプレス100キロ上げれるようなヤツ、ケンカ自慢ならごろごろいる
大して凶器でもない拳が、法的には凶器扱い
もう懲りたよ
二度とケンカしない
<引用元URL>
ボクシング経験者で喧嘩したことある人 - easterEgg [イースターエッグ]
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