小田急線乗客切りつけ 36歳の男逮捕(2021年8月7日) 對馬悠介容疑者
こういう事件が起きると、
弁護士は責任能力がないことを主張するな!
という論評を見かける
しかし、
この事件のように結果として人が死んでいない事件の場合
責任能力が問題視されて無罪になった方が
被告人にとっては残酷な結果になるし
一般市民にとっても安全な結果になる
なぜなら、刑罰は法定の範囲でしか言い渡せない以上
有罪でもいつかは世の中にでてきてしまうからだ
それが5年後にせよ、10年後にせよ
36歳の男性なら出所後に同じようなことをする体力は残っているだろう
また、責任能力なしで無罪になった場合、
直ちに娑婆に出られるわけではない
措置入院には決まった期間がなく、
ざっくり精神科医2名以上がもう出してもOK、という判断をしないと出ることができない
精神疾患が治癒されたかに関わらず、社会的にも注目を浴びた事件の犯人をそうそう簡単に外に出す判断はしにくいだろう
責任能力なしで無罪になった方がより長期に
犯罪者の身柄を封じることができる
余談だが、
この事件の犯人は統合失調症の可能性もあるだろう
精神疾患はIQの低下という現象を起こす
高校はその地区で一番偏差値の高い高校に行ったような秀才が
統合失調症に罹患した10年後は知的障碍者と大差ないような水準にまで
思考力・理解力が落ちていることもままある
そして、すぐばれるような犯罪を幻覚や幻想に基づいて起こすのだ
社会にとって害こそあれ益はないので無期の社会からの隔離が必要であろう